元公務員の私は、毎日8時間の労働を1ヶ月で約20日くらいこなすとお給料がもらえる生活をしていました。
皆さんも働いた時間とお給料は比例すると思っているのではないでしょうか。
会社員なら労働時間分の対価をいただくのは当たり前。
一体何が言いたいの?
と思っているかもしれません。
今回は、フリーランスで働くことは、一般の会社員とは全く別次元ということをご理解いただくために最強の集客術と題して記述することにしました。
フリーランスになるのが怖い方必見の内容ですので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
エネルギーの節約はできてる?

さて、皆さんはエネルギーというと何を思い浮かべるでしょうか?
科学の問題?なになに?
いえ、私たち人間の話をしています。
実は、私たち人間は「エネルギー体」。
例えば、私たちが在宅でマーケティングを学ぼうと、会社から帰ってきて、PCに向かったとしますね。
でも、正直疲れている。そんな日は大いにあると思います。
それはエネルギーを消耗しているからです。
私自身、毎日疲れきって家に到着します。もう横になりたいし、何もしたくない。
「わかる!わかる!」と聞こえてきそうですね。世の中、暇で暇でしょうがない!って人はあまりいないと思います。
そのモチベーションを継続させるには、ホメオスタシスをコントロールする必要があります。ホメオスタシスについては、こちらの記事をご覧ください。
ただ、ホメオスタシスをコントロールすることができても、エネルギー不足になれば動けなくなりますよね?
私たちの身体は、車のガス欠状態と一緒になっています。
頑張ろう、まだやれるという気持ちはあっても、身体がついていかないという日はあります。
そんなガス欠の日を振り返ってみてください。
どんな日だったでしょうか?
私の場合は、職場での飲み会がそれです。親より年上の上司へお酒を注いで、ちょっと説教される。でも次の日からの仕事には1ミリも影響を及ぼさないくらいの大したことのない話題です。
そのときの私のエネルギーはどんどん上司に吸収されてしまうんです。私のエネルギーを吸収した上司は、元気いっぱいで、2次会、3次会と部下を引き連れていくわけですね。
そのほかにも、あまり大きな声では言えませんが、友人たちとのマウント合戦の付き合いとかダメ男との恋愛とか。あとで考えるとどうでも良いようなことにエネルギーを使っていませんか?
エネルギーは有限。
気を使ったり、気にかけているとどんどん消費します。
お金や時間を節約しようと思う人は大勢いると思いますが、エネルギーを節約しようと思う人はあまりいないのではないでしょうか。
この機会に自分のエネルギーについて考えてみてください。
エネルギーは循環させないといけない

成功しない人は、どうでも良いことにエネルギーを使っています。
前述したように、会社の飲み会や友人との遊び、先のない恋愛などはエネルギーを消耗するだけで、自分にメリットがありません。
人によっては、飲み会で情報収集できたり、上司に気に入られて出世街道真っしぐらの人もいるかもしれません。もちろん、エネルギーを無駄に消耗している場面は人それぞれです。
マーケティングを学ぶという目標がある場合は、自宅で学ぶためのエネルギーを残したい。だから、飲み会がエネルギーの無駄遣いになるわけです。
さて、エネルギー量は人によって変わるでしょうか。
答えは、YES。
学校や会社で周りに人だかりができる人間がいます。そういう方は生まれ持つエネルギー量が多いのです。
では、もともとエネルギー量が少ない人間は、成功しないのでしょうか?
答えは、NO。
もちろん、生まれ持ったエネルギー量が多ければ、人は集まってきます。
しかし、最初から持っているエネルギー量が多くなくても会社の社長になれたり、世界から注目される人はたくさんいます。
では、どうやってエネルギー量を増やしていくのでしょうか。答えは簡単です。
「エネルギーを循環」
させれば良いのです。
ただ、ここでのエネルギーのポイントは、「澱んでいないこと」。
そして、循環させる相手も同じように澱んでいないことが重要になります。
私はエネルギー量が増加して、良い感じ!と思った経験があります。
観光系の記事の依頼を頂戴し、書いていたときの話です。
「記事を書いてもらってもなかなか呼んでもらえないよね?」と先方がおっしゃったので、「まずは、ターゲット設定を明確にしていきましょう!」と提案させていただきました。すると、観光地の特徴やどんな人が訪れているかを色々話してくださいました。
その結果、最終的に話が止まらなくなり、観光記事も書きつつ、モデルコースの作成、SNSでの周知まで、一気に仕事の方向性が決まり、それを依頼していただけるようになりました。
これは、お互いに観光地のPRしたいという気持ちが大きなエネルギーとなった結果です。
でも、これが負のエネルギー同士だった場合はどうでしょう?
少しでも単価を下げて依頼してやろうとか、適当に仕事を終わらせたいとか考えていたら、決してエネルギーは大きくなり、やがてはろうそくの炎のようにスッと消えてしまうでしょう。
この世は、お金も含め、エネルギー体で構成されています。自分が働いて得たお金もエネルギーの対価です。よってエネルギーを生み出すといただけるお金も増えます。
そして、これを循環させていくことでさらにお金も算出されるのです。
どんなに素晴らしいテクニックやノウハウを持っていてもエネルギーの使い方が間違っていれば成功しません。
皆さんも、例えば、高校の文化祭準備。良いアイデアを出し合い、盛り上がって、さらに良いアイデアが出てきて、当日は大成功で終わる、みたいな経験はありませんか?
あれがエネルギーの循環です。それを日々の生活や仕事でどんどん循環させていきましょう。
見返りを求めたら集客できない?

世の中、GIVE&TAKE!
等価交換は当たり前でしょう!
私の口癖でした。
社会人になって、自分でお金を稼ぐようになってから、純粋に人に何かをしてあげるという気持ちが薄まり、私が相手にしたことに見返りを求めるようになっていました。
社会人になると働いた時間分のお給料をもらうのが当たり前だからです。
そのためそれが、社会の常識だとも思っていました。
しかし、集客が強い人は、
「見返りを求めない」
らしいのです。
世の中にお金を稼いでいる人で見返りを求めない人がいますか?
私もそう思っていました。
しかし実は、そういう方には、返報性の原理が働き、逆に人やお金が集まってくるそうです。
では、返報性の原理とは何か。
相手から何かをしてもらったときに「お返しをしたい」という心理効果のこと
GIVE &TAKEの概念を外して、見返りを求めないアドバイスをすれば「ありがとう」の言葉が返ってきます。
相手が喜んでくれたら、それで終了。「喜んでもらえてよかった。」で終わりで良いのです。
その行いが回り回って、自分に返ってきます。それは、お金という形ではないかもしれません。ときには人脈で、ときには高評価で。
結果として、集客したいときに協力していただけたり、ものを買っていただけたり。
私もその考えを学んでから、実は良いつながりができました。
ある企業さまと話をしていた際に、「LINEで情報を発信したいんだよね。」とおっしゃっていたので、LINE公式アカウントと配信をするためのツールの説明をちょっとさせていただきました。その日はそれで終わり。
次にお会いする機会に、「LINEはどうやって運用したら良いと思う?」とまたアドバイスを求められたので、実際に導入した画面で配信のやり方を説明して、アンケートをとって、お礼にクーポンをプレゼントしてはいかがとお話しました。
そんな話をしているうちに、「この話って無料でお願いして良い内容じゃないね。」と先方からおっしゃっていただき、実際にLINEの設計を任せていただくことに。
その企業さまには、全く別の要件でお邪魔したのですが、お力になりたいと思ってアドバイスをさせていただいただけなのに、追加でお仕事を頂戴することができたのです。
普段から、どれだけ相手にGIVEしているかが大切なんだなと実感しました。
ただ、忘れてはならないのが、GIVEする相手。最初からタダで使ってやろうと近づいてくる人もいます。
健全な精神の方にGIVEをしていくことを考えましょう。
GIVEってどうするの?
そうなんです。そこがWebマーケターの強いところ。Webがなかった時代のGIVEの方法は、身近な人を手伝ったり、アドバイスをすることだったわけですが、Web上では、不特定多数に発信することができます。
特にLINE公式アカウントなどで、ためになる情報を無料で提供していけば、毎日何百人、何千人にGIVEできるのです。
そのうち、2割くらいは、情報だけ頂こうとする方かもしれません。でも残りの8割は、巡り巡ってTAKEをしてくれる可能性が高いのです。
集客初心者の失敗談

さて、返報性の原理を理解した皆さんはもう失敗しないかもしれませんが、私の失敗談をお聞きください。
自分にも当てはまるという方が多いのではないでしょうか?
私は集客したいあまりに、お客様に説明するとき、メリットをずらずらと話してしまったのです。
「この商品は、他社と比較して値段が安いんですよ。」
よく使いがちな言葉です。
しかし、お客様は、値段だけでものを買うわけではありません。
では、どんな状況で人の心を動かせるのでしょう?
それは、相手との信頼関係。
どれだけGIVEをもらっているのか。
どれだけ相手にお返ししたいか。
確かに、自分自身が消費者になったとき、どういった状況でものを買うかなと考えます。
例えばコスメを買うとき、私は値段よりブランドを見ます。
資生堂商品なら即買い。
中国のブランドなら、口コミを凝視。
迷った挙句、おそらく資生堂商品を買うでしょう。
値段がいくら安くても肌に合わなかったら使えません。安心を買っているようなものです。年齢が増すにつれて、コスメは値段より、質。
この信頼を勝ち取ることが、集客のコツだと言えます。
私も含め、名前が知られていないマーケターは、いわば怪しい商品と一緒です。
まずは、相手から信頼を得るために、GIVEをし続けることが重要というわけです。
毎日3人に相手が死ぬほど喜ばれる何かを行なっていれば、誰でも成功するそうです。
3人か・・・
現実的に難しいですね。
そのためのWEB活用です。LINEでもInstagramでも、WEBを活用して、価値のある情報やサービスをなるべく多くの人に届ける仕組みを整えれば、3人なんてあっという間です。
ビジネスは価値を与える手段。
私たちは信頼を稼いでるといっても過言ではありません。
お金を稼ぐことに躍起になるより、信頼を稼ぐ方が気持ちも良いですし、押し売りのような営業もしなくて済みます。
まずはGIVEGIVEGIVEの精神で動いてみてください。
今回のまとめ

今回は、人間はエネルギー体というお話をさせていただきました。
私自身、人間というか自分がエネルギー体で、そのエネルギーを毎日どこに費やしているのかなど考えたことがありませんでした。
しかし、エネルギーという観点で自身を考えたとき、疲れて何もできなかった昔を思い出しました。
20歳くらいのときに付き合っていた男性が、四六時中、メールの返信を求めてくる人でした。
ついつい、忙しくて返信しないとバイト先に勝手にきたり、電話してきたり。とにかく私が他の男の人に会っていないか、何をしているのかを監視したい人でした。
そのときの私は、彼を嫌いではなかったし、彼が心配しないように連絡をまめにとっていました。しかし、ふと、思い返したときにあのときの無駄な時間はなんだったんだろうと思います。
もしあのとき、その彼に構っていなかったら、他の人生があったのではと思います。
自分のエネルギーを循環させ何倍にも増やせる相手と会えていたらと。
過去を振り返っても仕方ありません。
ただ、このエネルギーの話や返報性の原理を知った皆さんには、これからエネルギーを循環させ、見返りを求めないGIVEの精神で何事にも取り組んでいただきたいです。
私もまだまだできていないなと日々反省の毎日ですが、少しずつ結果がついてきているように感じます。
これから一緒に頑張っていきましょう。